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デジタル化・AI導入補助金2026はいつまで?間に合う条件

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執筆者

デジタル化・AI導入補助金2026は、2026年8月25日の時点でも申請を受け付けています。公式サイトに出ている次の締切は、9月29日の17時です。締切日を調べるだけなら、公式サイトを開けば数十秒で終わります。

難しいのはその先です。その日までに出せるかどうかは、それより前に済ませておく手続きで決まります。読み終えたら、次の締切に出すか、次の回に回すか、今年は見送るかを自分で決められます。

要点

この記事の要点

  • 2026年8月25日時点で公式に出ている次の締切は9月29日17時
  • 公式が出しているのは日程が確定した回だけで、その先は未掲載
  • 間に合うかを決めるのは締切日ではなく、その前に済ませる4つの手続き
  • 直近2回は、申請した会社のおよそ半分が交付決定を受けている
  • 締切までに決めきれないときの選択肢は、次の回に回すこと

[目次はここまでの内容から自動生成される。中間CTAを置く場合はこの直後に設置する。本記事は目次直下の中間CTAを設計していないため設置しない(入稿前メモ参照)]


デジタル化・AI導入補助金2026は、いま申請できる?

申請できます。ただし受付が始まったのは3月30日で、今年はもう後半に入っています。

デジタル化・AI導入補助金2026の日程。2026年3月10日に公募要領が公開され、3月30日に受付開始。5月12日締切分は6月18日、6月15日締切分は7月23日に交付決定。次の締切は2026年9月29日17時で、交付決定は11月9日の予定。その先の日程は2026年8月25日時点で公式に出ていない。

公式サイトで日程を確認できる締切は、これまでに2回。どちらもすでに交付決定まで終わっています。交付決定とは、補助金を使ってよいという正式な通知のことです。次が9月29日になります。

※図に載せたのは、2026年8月25日の時点で公式サイトに日程が出ていた回だけです。

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026事務局「事業スケジュール」/中小企業庁「公募要領を公開しました」2026年3月10日/中小企業庁・ミラサポplus 各締切分の公表。確認日2026年8月25日。

対象になるのは中小企業や小規模事業者で、個人事業主も入ります。会社の規模の線引きは業種ごとに違い、資本金か従業員数のどちらかが基準以下なら対象です。自社が当てはまるかは、公式の申請対象者チェッカーで調べられます。

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026事務局「補助対象者」ページ更新日の記載なし。確認日2026年8月25日。

対象になる具体的な導入の範囲は、次の記事でさらに詳しく説明しています。

デジタル化・AI導入補助金とは?対象になるAI導入と、ならないAI導入デジタル化・AI導入補助金は、事務局に登録済みのソフトウェアを導入する費用に出る補助金です。自社専用に一から作るAIは対象外。買う話か作る話かの判定基準と、通常枠の補助率・上限・申請条件を整理しました。AI導入記事を読む

次の締切と、交付決定までの日程

次の締切は9月29日の火曜17時です。ここで通れば、11月9日の月曜に交付決定が出る予定です。

締切・交付決定・実績報告の日程

申請枠

締切日時

交付決定日、予定

事業実績報告期限、予定

通常枠

2026年9月29日 17:00

2026年11月9日

2027年4月30日 17:00

インボイス枠

2026年9月29日 17:00

2026年11月9日

2027年4月30日 17:00

セキュリティ対策推進枠

2026年9月29日 17:00

2026年11月9日

2027年4月30日 17:00

複数者連携デジタル化・AI導入枠

2026年10月30日 17:00

2026年12月10日

2027年5月31日 17:00

※いちばん右は、ツールを入れ終えて結果を報告する期限です。

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026事務局「事業スケジュール」。確認日2026年8月25日。

自社だけで申請するなら、見るのは9月29日です。10月30日は、複数の会社が組んで申請する枠のものになります。

公式サイトが次の次を出していない理由

公式が、日程の確定した回しか出さないと決めているためです。

確定している募集回のスケジュールのみ公表しております。以降のスケジュールは随時更新いたします。

※デジタル化・AI導入補助金2026事務局「事業スケジュール」より。確認日2026年8月25日。

そのため、9月29日より先の締切は、いまのところ公式サイトに出ていません。他のサイトに次回の日付が書かれていることがありますが、公式で確認できない日付をもとに社内の予定を組むと、あとでずれます


その締切に、今から間に合う?

決めているのは締切日ではありません。締切の前に済ませておく手続きが4つあり、これが終わっていないと9月29日には出せません。

デジタル化・AI導入補助金2026の申請までに必要な4つの手続き。GビズIDプライムの取得、SECURITY ACTIONの宣言、IT導入支援事業者とITツールの決定、何に使うかを社内で決めること。このうちGビズIDプライムだけが外部の処理を待つため自社で早められず、9月29日の締切に間に合うかどうかの最初の分かれ目になる。

公式サイトで日程を確認できる締切は、これまでに2回。

締切前に済ませる4つの手続き

締切の前に済ませること

これは何か

自社で早められるか

GビズIDプライムの取得

行政の手続きに使う法人向けのアカウント。これがないと申請そのものができない

早められない。外部の処理を待つ

SECURITY ACTIONの宣言

情報セキュリティに取り組むと自分で宣言する手続き。一つ星か二つ星が必要

早められる

IT導入支援事業者とITツールを決める

事務局に登録されたITの会社のこと。この会社と組まないと申請できない

早められる

何に使うかを社内で決める

決まっていないとツールを選べず、上の決定が止まる

早められる

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026「公募要領(通常枠)」2026年5月15日最終改訂/中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の概要」令和8年4月。確認日2026年8月25日。

4つのうち3つは、社内で日程を決めれば自分たちで進められます。GビズIDプライムだけが違います。申請してから使えるようになるまで、外部の処理を待つしかないからです。

つまり、GビズIDプライムを持っているかどうかが、9月29日に間に合うかどうかの最初の分かれ目になります。持っていないなら、まず今日申請する。どれくらいかかるかはGビズIDの公式サイトで確認してください。

契約と発注は、交付決定の後

もう1つ、順番を間違えると損をする点があります。制度のルールを定めた公募要領は、交付決定より前にITツールを契約したり発注したりした場合は補助の対象にならない、と定めています。

締切に間に合わせようとして先に発注すると、補助金が出ません

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026「公募要領(通常枠)」3-4および留意事項。確認日2026年8月25日。


今回の締切に間に合わないとき

選択肢は3つあります。どれを選んでも失点ではありません。

今回の締切に間に合わないときの選択肢

選択肢

そのために必要なこと

気をつける点

次の回に回す

次の締切が公表されること

9月29日より先の日程は公式に出ていない

来年度に回す

来年も同じような制度が続くこと

来年の中身はまだ公表されていない

今年は見送る

補助金がなくても取り組む価値があるか

見送る理由を社内に返す必要がある

効いてくるのは、次の回の日程が公式に出ていないことです。次があるから今回は見送る、という判断は、日程が出るまで宙に浮きます。社内には、次の日程が出たらあらためて決める、と伝えておくほうが安全です。


どれくらい採択されている?

直近2回は、申請した会社のおよそ半分が交付決定を受けています。

直近2回の交付決定割合

締切回

申請数

交付決定数

割合、当社計算

交付決定 2026年6月18日

6,440件

2,982件

約46.3%

交付決定 2026年7月23日

5,699件

2,936件

約51.5%

うち通常枠 6月18日

2,028件

891件

約43.9%

うち通常枠 7月23日

1,879件

819件

約43.6%

※出典:中小企業庁「1次締切分の補助事業者を採択しました」2026年6月18日/中小企業庁・ミラサポplus「2次締切分」2026年7月23日/デジタル化・AI導入補助金2026事務局「交付決定事業者一覧」2026年7月23日更新。確認日2026年8月25日。

通常枠で出すなら、見るのは下2行の4割台前半です。この数字は、3つ気をつけて読んでください。

  • 1年分の合計ではなく、1回の締切ごとの数字です
  • 公表されているのは件数だけで、割合は当社で計算したものです
  • 件数の差は、審査で落ちた数と同じではありません。途中で申請をやめた会社や、書類の不備で受け付けられなかった分も入っています

とくに3つ目です。この割合を、審査に通る確率として読むことはできません。

去年までと比べて、通りにくくなったのか

大きく下がったのは2024年度から2025年度にかけてで、2026年度はその水準を下回っていません。

申請数に対して交付決定に至った件数の割合。IT導入補助金2024は年度通年で約69.9%、2025は約43.8%。デジタル化・AI導入補助金2026は、交付決定6月18日の回が約46.3%、7月23日の回が約51.5%。大きく下がったのは2024年度から2025年度にかけてで、2026年度はその水準を下回っていない。左2本は1年分の合計、右2本は1回の締切ごとの数字で、数え方が異なる。

年度別・交付決定に至った割合の推移

年度、回

申請数

採択数、交付決定数

割合、当社計算

IT導入補助金2024、年度通年

71,767件

50,175件

約69.9%

IT導入補助金2025、年度通年

80,439件

35,202件

約43.8%

2026年度、交付決定 6月18日の回

6,440件

2,982件

約46.3%

2026年度、交付決定 7月23日の回

5,699件

2,936件

約51.5%

※上2行は1年分の合計、下2行は1回の締切ごとの数字です。数え方が違うので、同じ土俵では比べられません。

※出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の概要」令和8年4月。同資料には複数社連携IT導入類型の件数を除く旨の注記があります。確認日2026年8月25日。

2024年度の感覚で、だいたい通ると思っているなら、その感覚はいま通用しません。逆に、最近は厳しいらしいと聞いて諦めているなら、直近2回はそこまで悪くありません。

いくら戻るのかも、社内で説明するときに必要になります。

補助額と補助率

対象にする業務の数

補助額

補助率

1つ以上

5万円以上150万円未満

2分の1以内。賃金の条件を満たす場合は3分の2以内

4つ以上

150万円以上450万円以下

同上

※公募要領はこの区切りをプロセスと呼びます。いくつを対象にするかで、補助額の範囲が変わります。

※出典:デジタル化・AI導入補助金2026事務局「通常枠」。確認日2026年8月25日。


旧IT導入補助金から変わったこと

名前が変わり、AIを使ったツールを探しやすくなり、通常枠の一部に賃上げの条件が加わりました。

旧IT導入補助金との違い

項目

旧 IT導入補助金

デジタル化・AI導入補助金2026

名前

IT導入補助金

令和7年度補正予算の事業から変更

ツールの探し方

AIでの絞り込みなし

生成AI、生成AI以外のAIの2つのタグで絞り込める

賃上げの条件

通常枠で4つ以上の業務を対象にする場合、給与の総額を年平均3%以上増やし、社内の最低賃金を地域別最低賃金より30円以上高くする計画を立てて、従業員に伝えることが必要

対象になる費用

導入した後の活用を助ける支援も含む

※出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の概要」令和8年4月/ミラサポplus 中小企業庁担当者インタビュー 2026年6月15日掲載・7月23日更新。確認日2026年8月25日。

IT導入補助金で検索してこの制度にたどり着いたなら、それは同じ制度の続きです。去年これを検討したことがあるなら、いちばん確認すべきは賃上げの条件になります。4つ以上の業務を対象にするかどうかで、社内で用意するものが変わります。


今回に出すか、次に回すか

決め手は、締切までに社内で決めきれるかどうかです。手続きが間に合うかどうかとは別の話になります。

この補助金は、何に使うかが決まっている前提で作られています。申請するにはツールを選ぶ必要があり、ツールを選ぶには、対象にする業務が決まっていないといけないからです。

中小企業庁の担当者も、ITの会社に任せきりにせず、自社の課題に合ったツールを選ぶことが大事だと述べています。そうしないと、期待した効果が出ずにお金が無駄になることがある、と。

AI導入の支援に入るときも、止まるのは同じところです。CREARIは年間40社以上のAI導入を支援していますが、その半分以上は、何を対象にするかを決めるところから始まります。ここは、締切に合わせて数日で決まるものではありません。

対象業務の決定状況別の判断

自社の状態

判断

対象にする業務が決まっていて、残りの手続きも締切までに終わる

今回に出す

対象にする業務がまだ決まっていない

次の回に回す

次に回すのは、制度を諦めることではありません。補助金は費用の一部が戻る仕組みで、残りは自社が払います。使わないツールを半額で買っても、半額分は損したままです。

何にAIを使うかがまだ決まっていない場合は、以下の記事でAI導入の考え方を説明しています。

AI導入とは?社員が使っても進まない理由AI導入とは、AIを買うことではなく、どの仕事をどこまで任せ、誰が結果を確認するかを決めることです。社員が個人で使っていても会社として進まない理由、他社が止まっている場所、候補になる業務の見つけ方、始める前に決める3点を公的調査をもとに整理しました。AI導入記事を読む

業種別にどう使われているかは、以下の記事で説明しています。

AI活用事例|業種別の使われ方と、自社の業務に当てはめる方法中小企業でのAIの使われ方を、業種別の集計で示しました。8業種で何に多く使われているかを回答数つきで確認し、そこから自社で最初に試す作業を1つ選ぶまでの基準を説明します。AI導入記事を読む

様子見のまま止まらないための判断の条件は、以下の記事で説明しています。

中小企業のAI活用|「様子見」で終わらないための判断条件中小企業のAI導入率は20.4%、生成AIの活用は中小32.4%。母数つきの調査で規模・業種・体制の実態を示し、やるか先送りかを自社の状態で決める2つの問いと、「今はやらない」が判断として成立する条件を解説します。AI導入記事を読む

対象にする業務が見えてきたら、今週の作業に戻ります。


今週やること

今週やることのチェックリスト。対象にする業務が決まっているなら、GビズIDプライムの保有確認、SECURITY ACTIONの宣言確認、支援事業者とITツールの決定を行う。契約と発注は交付決定の後。決まっていないなら、対象業務の候補と現在の手順を書き出し、次の締切が未定であることを社内に共有する。

今週やること

今回に出す場合

次の回に回す場合

GビズIDプライムを持っているか社内で確認する。なければ今日申請する

対象にする業務の候補を書き出す。1つに絞れなくてよい

SECURITY ACTIONを宣言済みか確認する

その業務のいまの手順と、扱っている情報を書き出す

支援事業者とITツールを決める。契約と発注は交付決定の後

次の締切が決まっていないことを社内に共有する

どちらの場合も、9月29日という日付は社内で共有しておいてください。この日を過ぎたあと、次の日程がいつ出るかは分からないからです。


まとめ|間に合うかを決めるのは、締切日ではない

決めているのは、GビズIDプライムの取得、SECURITY ACTIONの宣言、支援事業者とツールの決定という、締切の前に済ませておく手続きです。そしてもう1つ、締切までに何に使うかを社内で決めきれるかどうか。

決めきれないなら、次の回に回すほうが結果はよくなります。急いで決めて通っても、使わないツールが残るだけだからです。

この記事の情報は、2026年8月25日に公式サイトで確認したものです。締切日と交付決定日は変わることがあります。申請の前に事業スケジュールで最新の情報を確認してください。


よくある質問

Q

AI導入補助金2026と同じ制度ですか?

A

同じ制度です。AI導入補助金2026は呼び名の1つで、正式には中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金といいます。事業名の2026は年号のラベルではなく、事業名そのものの一部です。

Q

他のサイトに載っている次回の締切日を、社内資料に書いてもいいですか?

A

公式で確認できない日付は、社内の予定を組む材料になりません。公式は、日程の確定した回だけを出すと決めています。

Q

締切に間に合わせるために、先にツールを決めておくのは問題ないですか?

A

決めておくこと自体は問題ありません。問題になるのは契約と発注です。ツールと支援事業者を決めておいて、契約は交付決定を待つ。この順番になります。

Q

今回の締切に間に合わなかった場合、準備した内容は無駄になりますか?

A

無駄にはなりません。GビズIDプライムとSECURITY ACTIONは、一度手続きすればそのまま残ります。何を対象にするかを決める作業も、補助金を使うかどうかに関係なく必要になります。


参考にした情報

制度の情報は、すべて2026年8月25日に確認しました。

参考にした情報

出典名

発行元

更新日、掲載日

公募要領(通常枠)

デジタル化・AI導入補助金2026 事務局

2026年5月15日 最終改訂

事業スケジュール

同事務局

随時更新

補助対象者

同事務局

ページ更新日の記載なし

通常枠の補助率・補助額と補助対象経費

同事務局

随時更新

交付決定事業者一覧

同事務局

2026年7月23日

公募要領を公開しました

中小企業庁

2026年3月10日

デジタル化・AI導入補助金2026の概要

中小企業庁

令和8年4月

1次締切分の補助事業者を採択しました

中小企業庁

2026年6月18日

2次締切分の補助事業者を採択

中小企業庁、ミラサポplus

2026年7月23日

担当者インタビュー

中小企業庁、ミラサポplus

2026年6月15日掲載、7月23日更新


対象にする業務が決まっていないなら、そこから相談できます

締切と手順は分かったが、補助金で何をするかが社内で決まっていない。読んでもなお残るのは、たいていここです。

毎日やっている作業ほど当たり前に見えて、任せられる部分は社内から見えにくいものです。そこに締切が加わると、とりあえず対象になりそうなツールを選ぶ方向へ流れます。

CREARIは、AI導入を現状の把握から設計、小さく試す段階、そして定着まで支援しています。何を対象にするかを決めるところから始まる案件が半分以上なので、まだ何も決まっていない状態からの相談を前提にしています。AIではなく、ふつうの自動化で足りる場合は、そう伝えます。

初回の相談では、対象にする業務の候補を絞ること、締切までに決められる範囲を見極めること、今回に出すか次に回すかの判断材料を整理します。手元にあると話が早いのは、対象にしたい作業、いまの手順、扱っている情報、社内で決まっていない点、そしてGビズIDを持っているかどうかです。

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